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内容まとも。どう見ても表紙で損してると俺なんかは思ってしまう、そんな本。BCGの卒業生三枝さんの書いた戦略論についての小説&感想。主人公が中小企業に出向してシェア拡大を狙う、というストーリー。目標と現実の差分をまず出し、戦略で埋めるという。実話を元にした話で、一般の戦略論とはまた趣が異なる。こういうの面白いすね。
この前に大前さんの企業参謀(これも戦略論)を読んだんですが、そっちはコンサルが戦略をいかにして立てるか、その一般的な枠組みを示したのに対し、こちらは具体例。普通に話が面白い。平易に書かれてるんで一般受けしそう。入門書だけど、ちょっと知識あると結構味わい深いですねー。戦略論の知識的な部分では企業参謀の方が詳しいけど、どっちも良書です。