プレゼンテーションの極意/川崎和男

dazs2005-07-17

昨日の続きになるけども
この本の内容を信じるなということは、本に書いてないことだろう。それは本の性質上それが普通。
ところが川崎和男はきっぱりと言う。俺はこう思うがみんな信じるな、と。結局ノウハウ本は自分で咀嚼することなしに役に立たないということで、この人はそういうことはっきり言うから聞いてて気持ちいい。
内容はプレゼンの方法論というよりは、川崎和男の人柄がそのままに出てて、個人的には「ドリームデザイナー」と同じような感じを受けた。この人は悟りを開いてんだ、たぶん。キーワードはわがまま。川崎さんの悟りはわがままであれということが軸で、それが、デザインの場で言うなれば「ドリームデザイナー」、プレゼンという観点から見れば「プレゼンテーションの極意」になるんだと思う。以下本の内容から。
プレゼンの極意、それはこだわりである。表現能力が高いだけでは本当の説得力はない。
プレゼンというと発想、表現、伝達というプロセスに分解され、中でも表現のところばかりが取り上げられる。でもそうじゃない。発想して、それを表現して、伝達します、という風に分解するのではなく、発想をいかに表現して伝えるかというところにプレゼンの肝がある。並行思考だって。
グッドデザイン賞の品評会を例にいいプレゼン、悪いプレゼンの差をこだわりと表現する。単に商品のスペックや市場トレンドではなく、商品に対するデザイナーのこだわり、これを表現にもこだわって見せるプレゼンがよいと。
あとは、川崎和男のプレゼンがどんなかということも書いてあり、疑問は解決。一日で読み終わった。

地元の祭りいってきた。みこしだねー

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