L.H.O.O.P
時代ごとに流れがある。それをぬりかえる人がいる。
特に近代芸術ではその点の評価に重きが置かれるようだ。単なる視覚的な良し悪し以上のものがある。
マルセル・デュシャン。
偏屈。
デュシャンの作品はレディメイドが有名で、便器に釉をかけて「泉」と言ってみたりしていた。当然浮いていた。
「網膜的な」ものからの脱却。彼のテーマ。そのために自分のスタイルを変化させながら様々な工法に挑んでいる。
新しいことを発信し続けるというのは非常に難しい。常に自分をぬりかえていくということ。
デュシャン曰く、それは飽くなき好奇心によって行われた。
昨日よりも今日、今日よりも明日、変わっていきたいと思いつつ。
好奇心、キーワードです。
本、好きだわ。
デュシャンと語る
マルセル・デュシャン